健康診断・予防接種|たわらもと内科・糖尿病内科 宝塚市

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健康診断・予防接種

健康診断

健康診断とは、診察や各種の検査を通じて健康状態を評価することで、健康の保持や、生活習慣病をはじめとする疾病の予防・早期発見に役立てることを目的に行われます。当院では、法律で定められている特定健康診査(特定健診)をはじめ、労働安全衛生法に基づく「雇入時の健診」や「定期健診」などの企業健診を行っています。各種健診のお申し込み、内容の詳細につきましては診療時間内にお電話等にてご連絡ください。

ワンコイン健診

費用:500円〜1,000円 ※検査項目によって変動あり

糖尿病関連項目
  • HbA1c
  • 血糖値
脂質異常症関連項目
  • 中性脂肪値(TG)
  • LDLコレステロール
  • HDLコレステロール

初期の自覚症状が分かりにくい、糖尿病のチェックのため、低価格で施行可能な「ワンコイン糖尿病健診」を新たに始めました。次のような方におすすめです。

  • しばらく特定健診や会社の健診を受けていない方。
  • ご両親、ご兄弟に糖尿病を持っている方がいて、自分もご心配な方。
  • 糖尿病があるかどうかだけ低価格で知りたい方。

特定健康診査とは

当院は「高齢者の医療の確保に関する法律」に基づき、「特定健康診査(特定健診)」と「特定保健指導」を実施しています。特定健診とは、生活習慣病への罹患リスクを高めるとされるメタボリックシンドロームを早期のうちに発見するための健康診査のことで、日頃の健康管理にも役立ちます。なお、宝塚市が実施している特定健診は対象者につきましては、無料となっています。詳細につきましては、宝塚市の公式ホームページをご参照ください。

また特定健診を受けた後、健診結果のうち肥満・血圧・脂質・血糖と問診票の結果から、その必要度に応じて、特定健康保健指導(医師や管理栄養士などから、食生活や運動習慣といった生活習慣改善のアドバイスが受けられる)も実施します。

宝塚市の特定健診・特定保健指導はこちら 

企業健診(雇入時健診、定期健診)

費用:8,000円〜12,000円 ※検査項目によって変動あり

当院は、労働安全衛生法に基づく企業健診として、「雇入時健診」と「定期健診」をそれぞれ行っています。検査項目につきましては、以下の通りです。

雇入時健診
事業者は常時使用する労働者を雇い入れる際は、その労働者に対して、下記の項目について、医師による健康診断を行わなければなりません(労働安全衛生規則第43条)。
  • 既往歴、業務歴の調査
  • 自覚症状、および他覚症状の有無の検査
  • 身長、体重、視力、聴力の検査、および腹囲の測定
  • 胸部X線検査
  • 血圧の測定
  • 貧血検査(血色素量、赤血球数)
  • 肝機能検査(ALT、AST、γ-GT)
  • 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド)
  • 血糖検査(空腹時血糖、またはHbA1c)
  • 尿検査(尿中の糖、および蛋白の有無の検査)
  • 心電図検査
定期健診
事業者は年に1回(深夜業や坑内労働などの特定業務従事者は年2回)以上、定期的に下記項目の健康診断を行わなければなりません(労働安全衛生規則第44条)。
  • 既往歴、業務歴の調査
  • 自覚症状、および他覚症状の有無の検査
  • 身長、体重、視力、聴力の検査、および腹囲の測定
  • 胸部X線検査、および喀痰検査
  • 血圧測定
  • 貧血検査
  • 肝機能検査(ALT、AST、γ-GTの検査)
  • 血中脂質検査(LDL コレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド)
  • 血糖検査(空腹時血糖、またはHbA1c)
  • 尿検査(尿中の糖、および蛋白の有無の検査)
  • 心電図検査
  • 身長・腹囲、胸部X線、喀痰、貧血、肝機能、血中脂質、血糖、心電図の各検査については、医師が必要でないと認めた場合には、省略することができます。

特定健診・特定保健指導と後期高齢者健診について

平成20年3月から40歳から74歳までの医療保険加入者はメタボリックシンドロームに着目した特定健康診査を、75歳以上の方は後期高齢者健康診査を受けることができ、メタボリックシンドロームおよびその予備軍に当たる方は特定保健指導を受けられます。

当院では特定健診、特定保健指導、後期高齢者健診をともに施行しています。是非お問い合わせください。

メタボリックシンドロームとは内蔵脂肪型肥満(お腹の内臓の周囲にある脂肪組織)が原因で発症し、高血圧、糖尿病、脂質異常症を起こして、全身の動脈硬化が進行してしまう病態を示しています。
食事療法、運動療法により、内臓脂肪を減らすことが、心筋梗塞・脳卒中予防に非常に重要です。

メタボリックシンドロームの診断基準(図)
特定健診から特定保健指導への流れ
  1. 特定健診の対象者の方には、「特定健康診査受診券」が送付されます。
  2. 受診券の案内に従い特定健診を受けてください。
  3. 健診結果の結果、生活習慣の改善が必要と判断された場合、「特定保健指導利用券」が送付されます。
  4. 特定保健指導が可能な医療機関で、特定保健指導が受けられます。
特定健診項目
基本的項目
  • 問診(服薬歴、既往歴など)
  • 身体計測(身長、体重、腹囲、血圧など)
  • 採血検査(空腹時採血が必要です)
  • 尿検査
詳細項目(医師の判断により追加する項目)
  • 貧血
  • 心電図検査
特定保健指導には2種類の支援があります。
1.動機付け支援
メタボリックシンドローム予備軍の方が対象となります。面接により生活習慣を振り返りながら、6ヶ月間の生活習慣の目標を決めていきましょう。
2.積極的支援
メタボリックシンドロームの方が対象となります。より積極的な介入が効果的なため、6ヶ月間、月1回程度の栄養指導などを利用することができます。
生活習慣を改善しながら、健康寿命を伸ばしていきましょう。

予防接種

当院では予防接種として、インフルエンザと肺炎球菌のワクチン接種を行っています。
ワクチンとは、感染症の原因となる各種の細菌やウイルスの病原性を弱めたり、また、それらを無毒化したりしてつくられるもので、接種してその病気に対して感染しづらい状態とするほか、もしかかってしまっても重症化するのを防ぐようにします。

インフルエンザワクチン

インフルエンザを予防するには、こまめな手洗いとうがいが最も重要でが、流行前のワクチン接種も一定の有効性が認められています。厚生労働省のホームページの記載では約60%の有効性があるようです(厚労省ホームページ )。
接種回数は13歳以上であれば1シーズン1回の接種となります。
同ワクチンにつきましては、例年日本で猛威をふるうインフルエンザの時期が12月~翌3月頃であること、また1回の接種による持続期間が約5ヵ月、接種後に効果が出るまでに約2週間かかることなどから、12月中旬頃までに受けるのが望ましいです。
また、インフルエンザウイルスは、毎年少しずつ性質を変えてくる特徴があり、予防接種は毎年受けるようにしてください。

令和2年度 インフルエンザ予防接種について

当院のインフルエンザ予防接種は、電話予約もしくはインターネット予約で対応いたします。予約枠に限りがあり、ご希望に添えないこともございますのでご了承ください。

期間:令和2年10月1日〜令和2年1月31日
(できるだけ12月中旬までに受けましょう。)

接種前にご記入の上、ご来院ください
インフルエンザワクチン予診票

接種対象年齢

<定期>
1.満65歳以上の宝塚市民
2.満60歳から64歳の方で、心臓・腎臓・著しい呼吸器障害を有し、身体障害者一級の認知を受けている方
(宝塚市以外の阪神6市1町(尼崎市、西宮市、川西市、伊丹市、三田市、猪名川町)の方は各市の予防接種実施依頼書をご持参ください。)

<任意>3歳以上

費用

<定期>1,500円
(ただし、生活保護適用証明書、中国残留法人等支援給付受給証明書の持参者は自己負担金なし)

<任意>3,000円

注意点

以下のような方は接種できません。

  • 体温37.5度以上ある方
  • 重篤な急性疾患に罹っている方
  • 過去にインフルエンザワクチン接種後、発熱やじんましんなどの明らかなアレルギー症状が出現した事がある方
流れ
予約→受診→問診票作成→診察・注射→帰宅

肺炎球菌ワクチン

肺炎は日本人の死因第5位とされているものですが、その肺炎で亡くなる方のおよそ97%(厚生労働省. 人口動態統計(確定数)2017年)が65歳以上の高齢者と言われています。そもそも肺炎とは、肺に細菌やウイルスなどの病原微生物が感染することで炎症を起こし、発熱、激しい咳、呼吸困難などの症状が現れる病気ですが、成人で肺炎を発症した患者様の20~40%は肺炎球菌が原因菌と言われています。

そのため、高齢者の方を対象にした肺炎球菌ワクチンの接種は定期接種(費用の一部助成)となっており、宝塚市でも実施しています。なお、高齢者の方全てが対象ではありませんので、宝塚市の公式ホームページを参照し、定期接種に該当するという方は、同ワクチンの接種を行っている実施医療機関にてご受診ください。また、インフルエンザワクチンの接種を併せて行うと、肺炎予防の強化につながりますので、肺炎球菌ワクチンとインフルエンザワクチンの併用接種が推奨されています。

なお、定期接種に該当しなくても全額自己負担での接種も可能ですが、肺炎球菌ワクチンは接種後5年以内に再接種を行うと、注射部位の痛みが強く出るケースがありますので、再接種を希望される方は、5年以上の間隔を空けてください。

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