1型糖尿病
1型糖尿病って何?
1型糖尿病とは自分の免疫システムに異常がおき、その異常を起こした自己免疫が自己のインスリンを作る細胞を壊し、自分のインスリンが無くなってしまうため、高血糖となった糖尿病のことを指します。
1型糖尿病を起こしてしまうきっかけは未だに十分解明されていませんが、自前のインスリン分泌は無くなってしまうため、治療方法の中心はインスリン療法となり、内服薬も2型糖尿病の方と違い、一部を除きほとんど使用できません。
小児だけの病気ではありません
1型糖尿病といえば、幼少時発症のイメージがあるかもしれませんが、成人発症の1型糖尿病も少なくありません。一般的に、1型糖尿病は全糖尿病患者の5−10%の割合と言われ、20歳台から70歳台と幅広い年齢の方が罹患しています。
1型糖尿病と2型糖尿病の治療方針の相違
糖尿病合併症を少しでも抑制しようということは1型も2型も変わりません。生活習慣の改善が中心となる2型糖尿病と異なり、1型糖尿病の方は摂取する食事とインスリン療法のバランスを調整していくことがメインになってきます。
近年、医療技術の発達により、経時的に血糖値が測定できるようになってきたため、当クリニックでは新しい技術を利用して、みなさまと相談しながら、治療方針を決定していきます。