食事・運動療法|たわらもと内科・糖尿病内科 宝塚市

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食事・運動療法

食事療法

食事療法にはいくつかの方法があります。

  • 糖類を含む飲料(ソーダ系ジュース、果物系ジュース、栄養ドリンク、スポーツ飲料、糖入り缶コーヒーなど)を控える。
  • 腹7−8分目程度の粗食で慣れる。
  • 炭水化物摂取量を減らすように調整する。(ローカーボ食品を取り入れる)
  • 19時以降の夕食摂取は控えるようにする。

栄養士の方との話し合いを進めながら、一番長続きする方法を選んで下さい。
ローカーボ食品の情報もご提供いたします。

運動療法

運動習慣を利用して、血糖コントロールを改善させる方法です。
運動内容には①有酸素運動、②レジスタンス運動、などがあります。自宅で続ける運動や、運動ジムに通って続ける運動もあります。

①有酸素運動

息を止めることをなく続ける運動が有酸素運動で、ウォーキング運動、ジョギング運動、自転車運動、水泳(プール運動)を指します。
内容は患者様それぞれが少し異なりますが、やや疲れる(きつ目)程度、を10~20分、週3回程度を目安に開始してみて下さい。

  • ウォーキング運動(食後30分~1時間後、行き10分、帰り10分、少し早めの早歩き)

②レジスタンス運動

少し負荷をかけておこなう運動で、ダンベル運動、ゴムチューブ運動、自重運動などを指します。
筋肉量向上を目指し、特に下半身(ふともも周囲の筋肉)を意識してください。

  • 椅子を持ってのスクワットを10〜20回 毎日もしくは隔日
  • ソファに座らず、立ちながら30分テレビを見る
  • 500g〜1kのダンベルを持って、両上肢の運動など

クリニック近隣のジムおよび、ご自身の行きやすいジムがあれば、診療情報提供書を作成することも可能です。

薬物療法

2型糖尿病の薬物療法は①内服薬と②注射薬に別れます。
内服薬は経口血糖降下薬と呼ばれ、多数種類があり、その中低血糖になる可能性のある薬剤、低血糖の可能性が非常に少ない薬剤、体重が増えやすい薬剤、体重が減りやすい薬剤、価格が高い薬剤、価格が安い薬剤などそれぞれ特徴があります。
患者様によって合う合わないがあるため、ご相談ください。
注射薬にはインスリン製剤とGLP-1アナログ製剤と呼ばれる薬剤があります。
インスリン製剤は、人間の体内で作られるインスリンをもとに製剤として製造したものです。注射回数、注射量も症例によって異なります。
GLP-1アナログ製剤と呼ばれる注射製剤も、人間の体内で作られるGLP-1ホルモンというもとに製剤としてものです。近年は週1回皮下注射という薬剤も出てきています。

行動療法

肥満外来でよく利用される行動療法を紹介します。

  • 1日4回体重を計測し、体重ノートに記載する
  • 1回摂取する食事量を100gに制限し、複数回に分ける。

手術療法

内科治療のみでは十分減量効果が得られない場合、体格指数(BMI)35以上であれば肥満手術の適応となることがあります。
肥満外科を行っている医療機関を紹介させていただきます。

当院のモットー

当院は糖尿病専門医が対応するクリニックですが、糖尿病治療の中心は、あくまで来院された方とその生活習慣になります。
日々の生活習慣の流れを確認しながら、その生活の中で可能な食事療法、運動療法を提案し、必要な薬剤を決定していこうと考えています。
食事、運動、薬物療法、合併症の症状、ご自身の生活習慣に関わるお悩み、疑問的があれば何でもご相談下さい。